日本人はなぜ英語が苦手?
先の記事では海外移住に必要なものについて、僕の経験を踏まえて書いてみました。
そのうちの1つが語学力。
いろんな所で言われていることですが、日本人は英語が苦手とされています。
2019年の国際的なランキングでは非英語圏で53位だそうです。
これがいいのか悪いのかそれは個々の判断にお任せするとして、僕が考える日本人が英語を苦手としている理由は
の2つが主なものです。
僕の経験を踏まえて、考察させてください。
英語を神格化しすぎ
僕が考えるに、(自分も含め)英語に対して異常なまでに敷居を高くしているような気がします。
日本語と英語は文法から発音まで何から何まで違いすぎるし、自分にはできっこないと、まるで高嶺の花のように英語を捉えてる人が多いんではないでしょうか。
でも世界の言語の中で、文字の種類が3つもあるのはおそらく日本語だけでしょう。
僕たち日本人は普段からこの3種類の文字を読む・書く・話す・聞くの中で使い分け、瞬時に頭の中で処理できる能力を持っているんです。
たまに奇跡的な誤変換もありますが、この点からして日本人の言語処理能力はかなり高いと思います。
反対に少しばかり英語が話せたり、海外経験があると途端に得意げな顔で英語が苦手な日本人を下に見てしまったり、日本の英語教育に対して苦言を呈し始めます。
白状します、僕もシンガポールに行ってからはしばらくそうでした。
でも世界に出れば、英語を話すなんて極々当たり前で、ほんのちょこっとばかり英語ができるくらいで自分の国を蔑むなんて馬鹿げています。
愚かです、下衆です。
できる・できないだけでこんなにも裏表が激しいのはいかがなものでしょうか。そういう意味で、英語を神格化しすぎていると思うのです。
英語もたくさんある言語の中の1つで、結局道具なわけです。
もちろん、日本語と英語は離れているので他の言語話者と比べると習得の進度は遅いかもしれません。
でも決して届かないものではありませんし、届いたところで天下をとったような気分に浸れるものでもありません。
間違いにビビりすぎ
安心してください、"3単元のs"をつけ忘れたぐらいで鬼の首を取ったかのように『はい、s抜けてるぅ』とか言ってくるような人はいません。
いたらその人はそんな砂埃より小さなことであなたの優位に立とうとする自分に自信のない人なので遠い目で見てあげましょう。
小さな間違いをおかしたらどうしようと頭の中で勝手に大きく膨らませて、その結果言葉にできない経験が僕にはあります。
おそらく似たような経験も多かれ少なかれ皆さんにもあるのではないでしょうか。
もちろん基礎となる文法も疎かにできません。
でもあまりに間違ったらどうしようと言い知れぬ不安にビビっていてはせっかくの言語処理能力を発揮することができません。
間違うことよりも、それを気にして何もしないことに対してビビりましょう。
間違いに気づいたら、そこで直せばいいだけです。
人によっていろいろな考えがあると思いますが、僕の考察はこんな感じです。
世界で唯一の高性能な言語処理脳をもっと使いましょう。
英語に対して必要以上にビビることはありませんし、できる人を必要以上に持ち上げる必要もありません。
だたの道具として見てあげれば、少しは楽になると思います。
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