押さえておきたいスペイン語文法厳選3つ
初級から中級にかけてひと通りスペイン語文法を学習してみて、これだけは教科書に穴が開くまで復習しておいて損はない文法を今回は紹介したいと思います。
正直、軽くみていい文法なんてものはないので全部と言ってしまえばそれまでですが、個人的に特に大切だと思う文法は
の3つです。
今回は詳細ではなく、概要について書いてみたいと思います。
Que
Queを制するものはスペイン語を制すと言ってもいいほどスペイン語には欠かすことのできないものです。
Queに最初に出くわすのはおそらく疑問詞のquéだと思います。意味は英語のwhatと同じで「何」です。
その他に英語と同様に関係代名詞や感嘆文などで使われます。
しかしスペイン語ではそれだけに止まらず、比較級の対象物の前に置かれる接続詞(英語のthan)、従属節を作る接続詞(英語のthat)、相手の成功・幸福を願う希望文(例:良い一日を!)。
つまりQueの文法をしっかり理解することで、スペイン語の表現が格段に増えます。
再帰代名詞
動詞に再帰代名詞をともなう表現が英語に比べて非常に多いのもスペイン語の文法でしっかり理解しておきたいことの一つです。
再帰代名詞をともなうか否かで基本的な意味は違いませんが、微妙な違いが生まれてきます。
例として行くという意味のirの場合だと再帰代名詞がなければただ単に「どこどこに行く」という意味なりますが、再帰代名詞をともなうとその場からいなくなるという意味合いが強くなります。
その他体の一部が触れるような動作の動詞は頻繁に再帰代名詞を伴いますし、新しい動詞を調べる際には再帰代名詞をともなう表現があるかどうか、常に気にしておいた方が良いかと思います。
接続法
おそらくスペイン語の文法でかなり厄介なのが接続法だと思われます(対義は直説法)。
英語でいうところの仮定法のような雰囲気をまとっていますが、英語に比べるとその使用頻度はかなり高く、使用方法もより複雑です。
さらに直説法とは別の形で各動詞が活用するので、覚えなければならない活用が実質倍になります。
ただ、スペイン語圏の人たちに聞いてみると彼にとっても接続法は複雑なところがあるらしく、普段の会話でもし間違えても鬼の首を取ったかのように間違いを指摘されることはないそうです。
それでも文章であったり、公的な場面ではしっかりと接続法の使い方をおさえて正しい使い方をするのが望ましいかと思います。
よほどのことがない限り、一回の学習で使いこなすことは不可能だと思いますので、何度も確認しながら覚えて行くのが最善ではないでしょうか。
まとめ
というわけで今回は何度でも復習して損のないスペイン語文法についてまとめてみました。
正直この3つ以外にも難しい文法は山ほどあるかと思います。
それでも今後スペイン語の習得を考えておられる場合に、心構えとして気に留めておいておくと良いかもしれません。