スペイン語を学ぶ利点3選
前々回から北欧に移住以降にハマったスペイン語について書いていますが、一体スペイン語を習得する利点とは何なんでしょうか?
僕の経験から言えることは少なくとも以下の3つです。
では早速。
選択肢が増える
英語を学ぶ利点でも言いましたが、やはりスペイン語を学べばそれだけ選択肢は確実に増えます。
しかもスペイン語は母国語として話す人口が世界で2番目に多く、スペインは元より中南米のほとんどの国で公用語になっています。
中には移住するには絶対におすすめできなさそうな国もありますが、ビジネスを展開する上で英語に加えスペイン語ができれば間違いなく可能性は広がります。
またスペイン語圏、特に若い人たちは日本のアニメで育った人が多く日本や日本語に興味を持っている人が大勢います。
ノルウェーに来て初めて会った時にチリ出身の若者は「海賊王に、オレはなる」と、倒置法というなかなか高度な日本語で挨拶してくれました。
彼が海賊王になれたかどうかは分かりませんが、今はノルウェーの海の上で働いています。
ちょっと話がそれましたが、そういう日本語に興味を持ってる人たちとハロートークなどで出会える可能性は非常に高いです。
英語の理解が深まる
英語も元々はラテン語にその源があるということで、スペイン語と英語の間に非常によく似た単語(cognate/cognado)が数多くあります。
例をあげたらキリがないですが、面白いのはスペイン語ではよく使う表現・単語なのに英語ではなかなか使うことがないよく似た単語があるとうことです。
では1つだけ例を。
英語で「静かな・落ち着いた」という意味の単語はと聞かれたらおそらく100人中95人はquiet, calm, silentと答えるのではないでしょうか?
もちろんこれは正解なのですが、スペイン語ではその意味にtranquiloを猫も杓子も使いまくります。
驚いたことに英語にもtranquilという単語があり、意味もほぼ同じです。
僕の知識・経験不足もあると思いますが、英語でtranquilを聞く機会はほぼありませんでした。
おそらくこういった関係の単語がまだまだたくさんあると思います。
スペイン語を習得することで、英語の理解、特に単語や表現の幅が広がります。
他言語・特にラテン系の言語が学びやすくなる
聞くところによると、スペイン語話者とイタリア語話者がそれぞれの言葉で会話した場合、およそ80%の言葉をお互いが理解できるそうです。
つまり、スペイン語話者がイタリア語を学ぶは非常に容易いということに他なりません。
ほぼガラパゴス言語と言っても差し支えない日本語話者の我々からすると、レベル1でエクスカリバーを手に入れるぐらいイージーモードのように聞こえます。
しかし、我々には3種類の文字を瞬時に処理する高度な言語脳が備わっていますから、スペイン語をきちんと理解するまで習得できれば、その他のラテン語系の言語(イタリア語、ポルトガル語、フランス語)を学ぶ道筋はしっかり舗装されたものになります。
こういう他言語を習得できれば更に選択肢が増えることは想像できますよね。
だったらイタリア語からでもいいじゃないかと思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、世界のスペイン語話者人口を考えるとスペイン語から手をつけるのが手取り早いように思えます。
いかがでしょうか。
英語に加えスペイン語ができると選択肢は更に広がり、英語の理解が深まり、他言語も習得しやすくなります。
皆さんも自分なりの利点を見つけて、スペイン語習得に挑戦してみてください。