東南アジア経由で北欧に海外移住したらスペイン語にハマりました。

東南アジア4年・北欧に6年住む純正日本人の理系研究者が書く海外移住・語学(主にスペイン語)・海外での仕事についてのこと

スペイン語の次に何語を学ぶのが効果的かについての一考察

このブログでも過去に書いていますが、スペイン語を学んでいくと他のラテン系言語の存在が気になり始めます。

これは決して浮気心とかそんな俗物的なものではなく、特に言語習得に興味のある人ならば毎日寝るのと同じくらい自然な感情・意欲だと思います。

辿々しさは残るもののようやくスペイン語で言いたいことを言えるようになりつつある僕が言っても何の説得力もありませんが、どの言語がより効果的か少し考えてみたいと思います。

答えはもう出ていますが、ポルトガル語です。

他の言語と合わせてその理由を考察してみます。

 

まずはお洒落な響きに魅了される人も多いフランス語

フランス語はアフリカ大陸や北米などでも話されている非常に国際的な言語の一つでフランス語を習得すれば、「話せたらなんかかっこいい」と言うだけではなく、英語に加えフランス語を使えたらほぼ五大陸は制覇できることになります。

しかしスペイン語の日本語に近いはっきりした発音に慣れた直後にフランス語の流れる川のような音に飛び込むのはかなり難しいのではないかと言うのが僕の考えです。

確かに同根語などの似たような単語はあるとは思いますが、僕の中ではスペイン語→フランス語の流れは少し段差があるように感じます。

スペイン語や日本語にはない母音や喉を震わせるような音がとてつもなく大きな壁になることは間違いなさそうです。

 

次は話せたら引っ込み思案な性格を積極的に変えてくれそうなイタリア

イタリア語も非常に魅力的な言語です。

旅行先や料理などでイタリアは確固たる地位を築いていますし、イタリア語に興味を持つのも頷けます。

フランス語より発音も非常にはっきりしているので、スペイン語に近いように思います。なので音からは非常に入りやすい言語にも思います。

ただ、イタリアの本国以外で公用語として使われている国は周辺の国に限られてしまうことを考慮するとフランス語に比べた場合、少し物足りなさを感じてしまう場合があるかもしれません(あくまでも僕個人の意見です)。

それに音はスペイン語と近いですが、語彙は僕の知りうる限り結構違うものが多いです。

もちろんフランス語同様、同根語もあるかと思いますが、それでももう一度多くの語彙を覚え直すという作業はやや骨の折れるものになると思います。

 

では満を持してポルトガル語について。

他の記事にも書いていますが、まずスペイン語が読めればポルトガル語の80%は読めるほど多言語に比べて語彙の共通項が圧倒的に多いです。

またポルトガル本国は勿論のこと、南米屈指の先進国・大国ブラジルをはじめアフリカ大陸南部諸国やマカオインドネシアの一部などでも公用語とされているほど実は話者の多い言語がポルトガル語なのです。

発音に関しては、スペイン語よりも母音の数が多いのでそこは学ぶ上での越えなければいけない壁として立ちはだかっています。

それでもフランス語に比べると幾分発音しやすいと感じますし、ブラジルで話されてるポルトガル語ポルトガル本国のものよりもはっきりとしているそうなので、その点でも壁はやや低いものに思えます。

 

以上が僕の考えるスペイン語の後にポルトガル語を学ぶべき客観的な理由になります。

勿論これは僕個人のいち意見ですし、感じ方・考え方は人それぞれですので参考程度にしておいてもらえると良いかと思います。