東南アジア経由で北欧に海外移住したらスペイン語にハマりました。

東南アジア4年・北欧に6年住む純正日本人の理系研究者が書く海外移住・語学(主にスペイン語)・海外での仕事についてのこと

海外移住を決めた3つの理由

日本を出て10年経っているので、さぞかし志が高かろうと思われるかもしれませんが、そういうわけではないんです。

そんな僕が海外に移住するのに決め手となった理由は

・日本で就職できなかったから

・海外で働く方が合理的

・漠然と海外に住んでみたい

の3つです。

それではもう少し詳しく話させてください。

 

❶日本で就職できなかったから

いきなり後ろ向きな理由ですが、これ本当です。

日本で博士課程を取得した後は実用的な分野であれば企業に就職することもあると思います。

でも僕の分野は基礎研究なのでほとんどの修了者はポスドクと呼ばれる任期付きの研究員として同じ大学に残ったり、他の大学・研究機関の研究員として就職します。

僕も学位取得の1年前ほどから色々応募していましたが、箸にも棒にもかからず、応募書類がそっくりそのまま返送される状況でした。

その書類は無表情で捨てました。

ただ運良く取得直前に半年間だけ同じ大学のポスドクとして拾ってもらい、その間に次の場所を探していました。

その際に研究分野の学会ページにシンガポールの大学の公募をたまたま見つけ、応募したらなぜか採用されたので、一年中暑いぐらいしか情報はありませんでしたが、行くことに決めました。

 

❷海外で働く方が合理的

研究者の仕事は実験して、データを解析して、文章にまとめて論文を書くことです。

日本語の論文雑誌もたくさんありますが、僕の分野では基本的に国際雑誌用に英語で書きます。なので普段から参考文献もほぼ英語です。

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ただ、日本にいると研究の議論や学会などは基本的に日本語なので、まとめたり考えたものを英語にする必要があります。

正直、これは個人的にめんどくさいです。

だったら最初から英語で仕事を進めた方がいいですし、自身の英語の上達も見込めると思ったからですね。

 

❸漠然と海外に住んでみたい

小学校から高校までの12年間通学路がほぼ変わらないような田舎に住んでいたので、その反動から大学・大学院はいずれも県外の別のところに行きました。

学位を取得してからもその反動はおさまることを知らなかったので「じゃあ、海外も考えてみよう」と。

 

こんな感じで、大きく3つの理由を書いてみました。

正直、海外に移住するのそこまで大層な理由はあまり必要ないような気がします。

こっちのほうがいいとか、そういった日常生活にありそうな感覚で海外移住を考えてみても問題ないと個人的には思います。

 

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