東南アジア経由で北欧に海外移住したらスペイン語にハマりました。

東南アジア4年・北欧に6年住む純正日本人の理系研究者が書く海外移住・語学(主にスペイン語)・海外での仕事についてのこと

海外移住する前に確認しておくべき3つのこと

語学にも抵抗がなくスキルもあれば海外移住するのはそんなに難しいわけではありません。

しかしいざ海外移住をするとなるとこれだけは絶対に確認しておいたほうが良い項目が僕の経験上3つあります。

それは

 です。

この3つだけは何がなんでも確認し、海外移住してから困らないようにしましょう。

それではもうちょっと具体的お話しします。

諸々の物価

まずその国の物価をきっちり確認しておいたほうがいいでしょう。

現地の企業で働く場合、どれくらいの給料がもらえるかは面接の時に聞くことができます。

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手取りでどれだけ残るか、それと照らし合わせながら住居費、光熱費、職場に通うための交通費、スーパーの品物の価格など、きっちり確認しておいたほうがいいです。

できれば移住前に一度現地に行っていろいろ見てみることをおすすめします。

シンガポールの場合は給料はまず税引きされることなく毎月払われ、3月から4月頃に前年度分の所得税のお知らせがきます。

シンガポールの2020年における税率

こういう税金の仕組みは国によって全く異なるのでその辺りも合わせて、しっかり確認しておきましょう。

 

健康保険システム

次に気になるのが健康保険についてです。

日本は国民皆保険制度がしっかりしていますが、例えばシンガポールにはそう言った制度はありません(僕がいた2014年当時)。

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なので個人で民間の保険会社に加入したり、場合によっては就職先の企業が購入していることもあります(僕は個人でも入りましたし、勤務先の大学も加入していました)。

 ノルウェーの場合は外国人でも税金を払えば手厚い福祉の恩恵を受けられるので個人で健康保険を買ったほうがいいということは聞いたことがありません。

おそらくヨーロッパであればどこも似たような感じだと思います。

その分、税金は高いですが。

 

自分の歯の状態

意外とここが盲点だったりします。

健康保険とも関連しますが、海外移住する前に歯の健康状態に少しでも不安がある方は渡航前に治療をしておくことを強くおすすめします。 

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 基本的に海外では歯科治療は保険外と思っておいたほうがいいと思います。

福祉国家ノルウェーでも例外ではありません。

18歳まではいかなる治療も無料で受けられるのですが、それを越えると自己責任いう意味なんでしょうか、基本的に一切保険はカバーされません。無慈悲なまでに。

シンガポールは言うまでもないです。

特に親知らずが生えているのはわかるけど、なんとなく放っておいたり、虫歯の治療はしたけど詰め物のチェックや中で虫歯が進行していないかなど、歯科医で診察してもらうことを口がすっぱくなるまでおすすめします。

ちなみにですが、シンガポールで歯の詰め物を補修してもらうのにおよそ100シンガポールドル(1SGD = 78 JPY)かかります。

ノルウェーでは同じような治療で1500〜2000ノルウェー・クローネ(1 NOK = 11.5JPY)です。

大体1万円前後と言ったところでしょうか。

親知らずを抜くとなると数1000クローネはいとも簡単に飛んでいくので、まだ親知らずが残っている方は保険が効くうちに日本で抜いておきましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

最初の2つは気になる方も多いと思いますが、意外に3つ目まで気が回ることは比較的少ないと思います。

もちろん日本で治療したからと言ってそれで終了というわけではないです。

現地でしっかり歯のケアを毎日怠らないようにしましょう。

やはり海外移住してもお金のことは心配になりますので、その心配を少しでも減らすように歯きちんと確認しておいてください。