東南アジア経由で北欧に海外移住したらスペイン語にハマりました。

東南アジア4年・北欧に6年住む純正日本人の理系研究者が書く海外移住・語学(主にスペイン語)・海外での仕事についてのこと

移住するならノルウェー・その理由3選

前回はシンガポールが移住におすすめな理由を3つ書いてみましたが、今回は現在僕が住んでいる北欧・ノルウェーについて、移住におすすめな点を3つ絞ってみたいと思います。

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北欧というと手厚い社会福祉で有名ですが、ここではあえてそれについては脇目も振らず、他のいい点に焦点を当ててみたいと思います。

それは

 の3点です。

では早速行ってみましょう。

給料がいい

いきなりお金の話で恐縮ですが、ノルウェーの給料は非常にいいと思います。

企業で働いているわけではなく僕は大学の研究員なので一般論からは離れてしまうかもしれませんが、それを差し引いても給料はいいです

日本の場合はほとんどの場合お金を払って博士課程で研究をするのですが、ノルウェーでは大学の博士課程の学生も被雇用者という位置付けなので給料が出ます

この点だけでも日本で一般的な博士課程を終えた身としては隣の芝以上に青く見えるのですが、博士課程の学生の給料はおそらく日本のポスドク研究員よりも額は大きいです

その分誰でも彼でも博士課程に進めるわけではなく、基本的に1つの公募に募集して採用されなければいけませんけどね。

アルバイトなどの最低時給額も聞いたところでは日本円で2000円ぐらいと、どこかの政党に毎晩寝る前に聞かせてあげたいくらいです。

もちろん税率や物価などを考慮しなければなりませんが、ノルウェーは日本に比べると生活圏内に誘惑されるものが少ないので、ついつい"仕事帰りにから○げクン"みたいなお金の使い方はしない傾向にあります。

ちなみにノルウェーの通貨はノルウェークローネ(NOK)で現在はだいたい1 NOK = 12 JPYくらいです。

自然に囲まれている

ノルウェーは国土面積が日本とほぼ同じでありながら、人口は500万人ほどと日本の20分の1以下です。

それだけ人間の手が及んでいない自然が至る所にあります。

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地理の教科書でしか知らなかったフィヨルドは沿岸にいけば国内どこでも見られますし、夏は白夜、冬は極夜を楽しむことができます。

メキシコ湾流の続流であるノルウェー海流が沿岸を流れているので、冬でも緯度のわりには比較的温暖です。

またノルウェーの人はキャンプや山登り、スキー・カヤックにハイキングなど自然と戯れる遊びが3度のご飯より好きなのでアウトドア用品のメーカーが充実しています。

www.stormberg.com

このStormbergというメーカーも人気の一つで、防水・撥水加工が標準装備になっているアウトドアウェアの専門店です。

特に都会の暮らしに神経をすり減らしてしまった人にはノルウェー移住は一つのいい手段かもしれません。

人種差別が少ない

2020年のコロナウィルスの大流行で残念ながら西洋社会に潜む東洋人に対する差別意識があらわになってしまった感がありますが、幸運なことにノルウェーに住んでいて今のところ差別を受けた感覚はありません

もちろん僕が気づいていないだけかもしれませんが、あからさまに差別を受けたり、見知らぬ人から暴言を吐かれたりなどは全くありません。

ノルウェーにはベトナムからの移民が非常に多く、そのためアジア人に対する差別意識というのが他の欧州国に比べると低いのかもしれません。

基本的にノルウェーの人は大人しくはありますが、友好的です

 

まとめ 

いかがでしょうか。 

個人的にはノルウェーのいいところは給料が良くて、自然の中でゆっくり流れる時間を過ごせて、東洋人でも受け入れてくれる社会だと感じています。

日本の色々と密度の高い生活に疲れてしまった人にはノルウェーはおすすめできます。

ただどこの国にも白があれば黒もあるので、次回以降にその点についても書いてみたいと思います。